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<2016年の主な予定>
*セカンドスパイスでの個展日程に変更がありました。
■個展
2月24日(水)~3月1日(火)
会場:阪急百貨店北花田店
■二人展 増田哲士(陶器)・ 稲葉崇史(木工)
5月27日(金)~6月7日(火)
会場:一草庵(岡崎市)
■五条坂陶器祭
8月7日(日)~10日(水)
会場:京都五条通北側A地区10番
■個展
9月16日(金)~9月27日(火)
会場:セカンドスパイス(京都)
■六花展 増田哲士(陶器)・ 稲葉崇史(木工)・竹村優利佳(織)
10月8日(土)~10月13日(木)
会場:五風舎(奈良市)
■個展
12月3日(土)~12月11日(日)
会場:Cafe&Gallery りほう(京都)
2014年1月5日日曜日
「ゆう」のこと
「ゆう」とは釉薬(ゆうやく)のこと。
「うわぐすり」または、「くすり」と呼ぶこともあります。
釉薬はやきものの表面を被い、
素地の吸水性を減少し、物理的強度を増加します。
定義としてはこんなところです。
ひとくちに釉薬と言っても、
種類を挙げればキリがないほど無限にあります。
あまりに無限過ぎて、気が遠くなるので、
釉薬を調合するときは、あえて原料を限定しています。
そして、配合レシピにはそれほど重点を置きません。
それよりも素地土との相性、厚み、焼き方などの条件を検討して、
より良い結果を求めていきます。
釉がけのときはカンに頼らず比重計を使って濃度を調整して、
釉薬それぞれに決まったタイミングでかけます。
窯焚きのときは必ずゼーゲルコーンを立て、温度表をつけます。
そうして残した記録は、後々困ったときに助けてくれるのです。
新しい釉薬の表情を見つけた時は、
いつまでも眺めてしまいます。
時には、地球誕生の瞬間を見るかのような不思議な気持ちになります。
もしも釉薬がこの世に無かったら、
やきものの仕事はしていなかったでしょう。
それほどに釉薬には宇宙的な魅力があるのです。
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